ある日のMELレッスンから#48

スピーチがスラスラ話せる！ 即興で質問できる！

半年で劇的な成長を見せるJunior-2クラス

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Junior-２クラスでは、Junior-1クラス同様、夏休み明け最初のレッスンで “Live presentation” が行われました。

●Junior-2のプレゼンテーションのポイントを、前回のJunior-1クラスと比較して紹介していきましょう。

１）自己紹介に必要な名前や学年などが8項目（Junior-1は4項目）

Hello. My name is (名前).
I’ll talk about myself.
I’m (年齢) years old.
My birthday is　～(誕生日)～.
I’m ～(an elementary) or (a junior high) school student.
I’m in the (学年) grade.
～～（趣味や特技などを自由に付け加える）～～
My family calls me ～, but my friends call me ～.
Please call me (名前).
Thank you for listening.

２）各自が自由に話したいことを付け加えることができる。

プレゼンテーションでは、伝えたい基本項目に加えて、趣味や特技などを自由に付け加えることができます。伝えたいことがたくさんある生徒は、1学期に習った英語を駆使し、さらに辞書で調べた言葉も使って、自分の思いを懸命に話していました。好きなことを話していると、自然と話し方も生き生きとして、自信たっぷりの笑みがこぼれてきます。趣味のほかにも、クラブ活動、好きなスポーツや映画、将来の夢など、個性豊かなプレゼンテーションを披露していました。

３）Q＆A　生徒同士が「質疑応答」をする

Q: Thank you for your (nice) speech (or presentation).
Can I ask you a question？
A: Yes, please.
Q: (Do you like ～？／What is your favorite ～? ／What（Which）～ do you like? …etc.）
A:（I like～.／My favorite is.…etc.） Did I answer your question?
Q: Yes. thank you.
質疑応答の基本的なフォーマットはありますが、質問内容はすべて、生徒自身が思ったことを自由に発言できます。初めて聞いた内容に対して、聞き終わってすぐに質問をすること。聞かれたことに即座に答えるということは、学び始めてわずか半年の生徒たちには、なかなかハードルの高いタスクです。

Q＆Aは、1学期までに学習してきた「’What’ や ‘Which’ 等で始まる疑問文とその答え方」を活用・実践できる最高のトレーニングの場となっていました。今回トップバッターの生徒二人がQ＆Aをうまくこなしたこともあり、続く生徒たちに良いプレッシャーを与えたようです。投げられたボールを落とさないようにキャッチし、即座に仲間にパスを正確に投げるような緊張感を持って、仲間の成功例をお手本にして、自分の知っている言葉を使ってどうにか質問しよう、答えようとする生徒たち。先生は、文法や言い方に間違いがあれば、その場で付け加える程度でした。

質問内容は「好きな食べ物は？」「好きな教科は？」など、レッスンで習ったことを聞く生徒がほとんどでしたが、一人だけ、「好きなディズニーのキャラクターは？」と相手のスピーチ内容に即して質問できた生徒がいました。「すばらしい質問ですね！」と先生も絶賛しています。スピーチを聞いてその時パッと思いついた質問を英語でできるようになるのは、例年だと2学期の終わりくらいなのですが、この生徒の影響で、次回以降、質疑応答がますます活発になるのでは？と期待が膨らみます。

４）生徒同士で「スピーチの採点」を行う

スピーチの評価は、先生の採点だけでなく、生徒一人一人が自身も含めて全員の採点を行って、総合的に評価を決めます。
「一人につき、100点満点で採点します。そのうち、50点が＜スピーチの内容＞について。50点が＜スピーチの仕方＞について採点してください。発表の仕方と言うのは、発音や聞き取りやすさ、表情などです」。

スピーチの内容だけでなく、相手を意識した話し方や発音・流暢さも採点します。スピーチ、質疑応答、さらに12人分のスピーチ評価まで行うとは、大人でもなかなか大変なことです。先生は採点時のメモの取り方も丁寧に説明し、一人一人の採点の後に一言コメントを記入することも付け加えます。

レッスンの最後に、生徒たちは採点を先生にedmodoのメッセージで送信し、すぐに集計が行われ、トップ３の発表がありました。高得点の理由について、先生は生徒たちから寄せられたコメントを抜粋して発表しました。
「楽しそうにスピーチできていた」
「落ち着いて話していた」
「はっきりとわかりやすかった」
「内容が面白かった」
自分の好きなことを、具体例をあげて説明している生徒が選ばれていました。この結果やコメントからも、「相手に印象に残るスピーチとはなにか」を学ぶ機会になったことでしょう。

スピーチの内容を聞いてすぐに理解し、質問し、スピーチにコメントをつけて評価するのには、高い集中力が求められます。アルファベットの発音もままならなかった４月から、大きく大きく成長した、Junior-2の生徒たちです。
「1年後は英語がペラペラになってるよ」という先生に「うそだー！」と叫んでいた生徒たちですが、今は「本当かも!?」と自信を持ち始めているのではないでしょうか？

生徒同士のステキな化学反応が見られた、第2回目のライブブレゼンテーションでした。

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