2022年度新カリキュラムについて

今年度の課題を踏まえて
2022年度、新カリキュラムを導入

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2021年度から中学校で施行された新学習指導要領に基づき、MEL Schoolでもカリキュラムを改訂し、レッスンを行ってきました。しかし、中学校の先生方の声や、生徒や保護者の方々との面談を通じて、まだまだ改善点があると実感し、2022年度はさらにカリキュラムのブラッシュアップを行います。

●文法指導の強化～学習速度のスピードアップに対応

MEL独自に2021年度の公立・私立中学校のテストを分析した結果、小学校の英語が正教科になった影響で、中学での学習範囲の前提が大きく変わりました。高校1年生の内容が前倒しになっているため、たとえばこれまでは高校の学習範囲だった「仮定法過去」が中学3年の2学期で扱われ、多くの生徒たちが混乱していました。中学校では授業時間が限られているため、短期間で多くの内容を扱わざるを得ず、文法の理解、定着が非常に難しいのが現状です。そこで、MELでは、従来以上に「文法」指導の強化を図り、一つ一つの単元を丁寧にわかるまで指導します。

●小学校の内容の復習～基礎を固める

2020年度より、英語は小学校で正教科として扱われるようになったため、小学校で習ったアルファベットや英単語は中学校では「学習済み」として扱われますが、ここに大きな落とし穴があります。中学校のテストと違い、小学校のテストは前日にテストと同じ内容のプリントを宿題に出すなど、点数をとりやすいよう配慮している学校が多いため、小学校では100点を取っていたとしても定着しているわけではありません。リスニングの問題が多く、単語の綴りができるようになるまで指導することもありません。既にアルファベットは習っていても、小学校で英語を学んだだけでは、中学生になってもbとdを間違えたり、ＲとＬやthの発音を正しくできない生徒が多いのです。そこで、小学校で履修済みの範囲は、小学生はもちろん、中学生にも繰り返し「正しく使えるようになるまで」指導を行っていきます。

●「使って覚える」「できるまでやってみる」～MEL独自の指導法

日常生活において、母国語ではない外国語を使う経験がほとんどない日本では、小学校の英語指導のような「耳慣れる」だけの指導では、話せるようにはなりません。言葉の並ぶ順番も全く違う、外国語の文法を理解するには、言葉の仕組みから丁寧に解説するとともに、繰り返しの訓練が必要です。中学校では「be動詞」「一般動詞」「3人称単数」「過去形」など多くの文法を1年で一気に学びますが、日本語と全く違う体系の言語を、理解・習得するには、学校の授業だけではほぼ不可能です。MELでは週2回のレッスンだからこそ、何度も繰り返し間違いながらも、使ってみる経験を重ねます。「なるほど、こういうことか！」と腑に落ちて、「自分の言葉」として使えるようになるまで、使いながら体で覚えていきます。

●テキストの見直し～基礎内容を完全にマスター

2021年度、Junior-１・2のクラスは「中学生の基礎英語レベル１」を、Junior3・4クラスは「中学生の基礎英語レベル2」をテキストとしてきました。しかし、学校教科書の改訂に伴い、「中学生の基礎英語」の扱う内容も予想以上にレベルアップしていたため、2021年度はJunior-3のテキストも「中学生の基礎英語レベル１」に変更することになりました。書いて覚える文法学習は、特に低年齢では苦手な生徒も多いですが、小学校5-6年生対象のJunior-1では、「基礎英語レベル１」のテキストを、文法に触れる経験をゆっくり少しずつ行い、「レッスンで使いながら覚える」ことで定着させていきます。Junior-1～Junior-3まで、3年間「レベル1」を使用しますが内容は毎年異なるため、同じ文法範囲を3種類のテキストで繰り返し学び、英語学習を積み上げていく上で一番大切な中学の基礎を完全に習得していきます。

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