競争社会から共生社会へ 2022年始まりに寄せて

MEL School 三鷹

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〒180-0006 東京都武蔵野市中町2-3-5 IIHA武蔵野1階

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競争社会から共生社会へ 2022年始まりに寄せて

英語専門 MEL School 三鷹

2022/01/04 競争社会から共生社会へ 2022年始まりに寄せて

2022年は令和になり4年目の年となります。元日に「新聞を隈無く読む」ことは私の一つの楽しみです。今年、多くの識者のコメントにみられたのは「変えなければいけない」というトーンでした。具体的な数字を示し「幸福度の低さ」について語る記事も見受けられます。

 

「幸福である」というのは極めて主観的なものかもしれませんが果たしてそうでしょうか。子どもたちを見ていると「自分で努力して達成感を味わう幸福」と「大人が設定したゴールに到達した幸福」の2つのバランスによって表情の明るさが異なることに気づきます。私たちが真に幸福を感じるには、他人が設定したゴールに向かっての「競争」ではなく、一人ひとりが自らの役割を果たしながら成長する「共生」の意識を持つことが大切ではないでしょうか。

 

努力できる環境づくり

「うまく発音できなかった単語がカッコよく言えるようになった!」「耳に入る英語の意味がわかった!」など、語学を習得するということはこのような小さな達成感の積み重ねです。これは小学生から大人まで全ての学習者に当てはまります。では他教科の学習はどうでしょうか。「どうしてもわからなかった数式が自分で使えるようになった」「植物が多いと環境にやさしい理由がわかった」など「できるようになる喜び」「わかることで世界が広がること」は全ての学びに共通していると思います。この小さな達成感を学習者自身が大切にしていける環境を作ること、安心して小さな喜びに浸ることができること。それこそが子どもの学びを豊かにするのではないでしょうか。

 

結果はときに無意味である

ある研究で「行動」と「結果」どちらを褒めることが以降の学習により効果的かを調べたところ圧倒的に「行動」が優位だったそうです。毎日早起きすることを褒める、漢字を覚えるまで練習したら褒める、などに比べ、良い成績をとったことを褒める、試験に受かったことを褒める、は長期的な学習効果は薄いそうです。確かに「結果」の多くは他人が決めたゴールをクリアすることで、「行動」は自分で決めたことを行うことです。他人が決めたゴールをクリアすることだけが「目的化」すると、その手段だけを考えるようになります。それはゲームで次のレベルに到達することと変わりません。気づいたら何も身についていなかった、という生徒さんに多いのが成績や試験の結果を求めるあまり「その場しのぎの学習」に終始することが当たり前になっているケースです。

 

MEL Schoolでは開校当初からクラス環境の中で「人と比べず人から学ぶ姿勢」「成長と課題の見える化=試験ではなく測定」「自分の夢に向かって目標設定をすること」を一貫教育の中心に据えてきました。変わりゆく時代の中で、子どもたち一人ひとりが「一生学び続けることのできる人」になってくれることを願いつつ今年も指導にあたってまいります。

 

2021年のレッスンが無事に終了できたのは、生徒たちの頑張りとご家庭のご理解とご協力のおかげだと改めて感謝の念が尽きません。

生徒の皆さん、今年も精一杯の努力をしていきましょう。

保護者の皆さま、どうぞこれからも温かく見守ってください。

本年もどうぞよろしくお願いたします。

 

2022年 新春

株式会社AI D E A

代表取締役 浅井利和子

 

 

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