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ある日のMELレッスンから#57

英語専門 MEL School 三鷹

2022/04/04 ある日のMELレッスンから#57

【4月入会・若干名募集中!】

<仮定法の使い方>実践トレーニング #1

ifを使って「もし~なら…」という英作文に挑戦!

 

今回は、新中学3年生〜高校1年生対象のJunior-4クラスのレッスンの様子をご紹介します。昨年度から施行された中学校の新学習指導要領で難易度が上がり、以前は高校1年生の単元だった「仮定法過去」が、中学3年生の単元へと移行しています。昨年度の生徒たちから「難しい!」との声が多かったため、今年度のクラスでは新学期が始まる前から、学習を始めることにしました。

 

昨年度の生徒たちの「仮定法のよくある間違い」を分析した浅井先生は、こう言います。「条件節の if の使い方には4種類あるのですが、中学3年生のカリキュラムでは『仮定法過去』だけを取り上げて学習するので、<if =仮定法過去>と思い込んでいる生徒が多いのです。<仮定法過去>の答えの書き方だけを暗記しても、<ifの使い分け>を理解していないと、実際に英語でコミュニケーションする時に混乱が生じてしまいます。そこで、今年度は学校で習う前に<4種類の条件節>の違いと使い分けについて、実際に使いながら指導することにしました」。

 

前回のレッスンで、<4種類の条件節>についての説明を受け、「ifを使った文を作って投稿してください」の課題がレッスン中に出されました。今回のレッスンでは各自が作ったそれらの英文を例文として、使い方を確認していきます。

 

先生は、4種類の条件節について、ホワイトボードに次のように書きました。

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Zero conditional=>こういう時にはこうなる(現在形+現在形)

 

First conditional=>こうだったら、こうなるでしょう(現在形+will)

 

Second conditional=>仮定法過去…もし~なら(…なのに)(過去形+過去形)

※別世界のこと

 

Third conditional=>仮定法過去完了…もし~だったら(…だったのに)

 

※conditional=条件

※Third conditional は高校生で学習します。

————————————————-

「自分が書いた英文が、0~3のどれか考えてみましょう」。先生は英文が正しく表現できているか、まず「生徒の言いたいこと」を日本語で確認します。日本語のニュアンスが違うと、if節の使い方が違ってくるからです。

 

生徒の例文: If I sleep well, I will feel better.

先生:「よく眠ったら、いつも気分が良くなる」ということ? それとも、「今眠れたら気分が良くなるのになぁ」ということ?

生徒:今じゃなくて、よく眠った日は気分がよくなる、ということです。

先生: じゃあ、“When I sleep well, I feel better.”に置き換えられますね。「いつも必ず起こること」だから<Zero conditionalwillを使わず、If I sleep well, I feel better.

 

生徒の例文: If I am in the UK, I will feel better.

先生:どういう意味かな?

生徒:イギリスに行けたらいいなぁ。

先生:なるほど。イギリスに行きたいけど…実際には行けないなぁってことね。現実ではなく「別世界の話」だから2nd conditional、過去形を使います。

“If I could be in the UK, I would feel better. ” または、“If I were in the UK, I would feel better.になります。

 

生徒の例文: If I could sleep very long, I’ll feel better.

先生:「いっぱい眠れた日はいつも気分がよくなる」ってこと?それとも、「これからいっぱい眠れないけど、もしも眠れたとしたら、明日には気分がよくなりそう」、ってことかな?

生徒:えーっと…これから眠れたら、です。

先生:じゃあ、1st conditionalなので、“If I sleep very long tonight, I’ll feel better. ” 「こうすれば、こうなるでしょう」という時は<条件節>なので、後半にはwillを使いますが、if節は現在形になります。時を表す  ”tonight” や “now” をつけると伝わりやすいですね。

 

日本語で言いたいことがうまく表現できない生徒も、先生の声がけで「自分はどういう気持ちを伝えたいのか」と考えを整理して、英語表現を精査していきます。

 

MEL Schoolでは、「文法のノウハウ」をただ教えるのではなく、実際に自分の思いや考えを英語で伝える時に、「どう表現すれば適切に伝わるか」を、生徒と一緒に考えてサポートしていきます。

 

今日のレッスンで、自分の英文だけでなくクラス全員の英文の例を一つ一つ確認していくうちに、シチュエーション別にどの条件節を使って表現すれば意思がうまく伝わるのか、少しずつつかめてきたようです。

 

「来週もう少しおさらいをしてから、確認テストをしてみましょうね」と先生。今日のレッスンは、zoom画面でedmodoに投稿した生徒の文章の下に、正しい英文を先生が入力して授業を進めていました。edmodoを確認すれば、授業を振り返って復習できます。

 

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NEXT➡Junior-4クラス(中3)に潜入:「条件節 if・仮定法」の使い分けを完全マスター

★2022年度の新カリキュラムについてはこちら

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