“デキる中学生”になるための習慣
スケジュール管理レッスン

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4月最後のレッスン日、入室した生徒に“How are you？”と先生が声をかけると、“I’m tired.”との答えが、今日はいつもより多いようです。

新学期がスタートし1か月も経つと、疲れを見せる生徒が毎年増えてくると先生は言います。中学生は慣れない学校生活や部活動で忙しく、小学6年生も最終学年として様々な学校行事の準備に追われ、中学受験をする生徒もいます。

「成績が思うように上がらない、という悩みを持つ生徒の多くは、学習計画を自分で立てられないことに原因があります。学校の宿題、テスト対策の家庭学習、部活動、塾や習い事など、たくさんのことをこなしていかなければならず、友達と遊んだりゲームもしたい、Youtubeも見たい…。決してサボっているわけではないけれど、時間の使い方の効率が悪く、ただ忙しく時間に振り回されている生徒が多いんです」。

疲れ切って授業中ぼんやりとしてしまう生徒、あくびをしたり、目をこする生徒。毎年5月頃になると、生徒たちのこのような姿が多くみられることから、MEL School で取り入れ始めたのが『スケジュール管理指導』です。
「英語のレッスンとは、一見関係ないように思われるかもしれませんが、基礎英語や学校の復習など日々の学習習慣を定着させるためには、＜毎日無理なく必ずこなせる学習計画＞を立てることが必須です」。4月のある日の授業で、先生はスケジュール管理について生徒に説明していました。

「みんな、新学期になって、やりたいことがいっぱいあるよね。でも、あれもしたい！これもしたい！と欲張っても、1日は24時間しかないから、全部はできませんよね。無理な計画を立てても、できなければ意味がありません。だからまず、＜絶対できること＞を一つずつ増やしていきましょう」。
うなずく生徒たちに、先生はこんな宿題を生徒たちに出していました。

「自分が何にどれくらい時間がかかったのか、まず、毎日記録をつけましょう。GW明けに面談をするときに、見せてくださいね。毎日記録をつけていくと、１0分でできると思っていた宿題が1時間かかっていたり、ゲームは1日30分と決めているけれど実際には毎日2時間やっていた、など、いろんな発見があるはずです。実際にかかる時間を把握して、実現が可能な『適切なスケジュール』を立てられるようにしていきましょう」。

先生は、iPadの「カレンダー」の画面を生徒たちと共有し、タイムスケジュールの入力方法を、一つ一つ具体的に説明を始めました。最近では、スケジュール管理を生徒の課題としている学校も増えているようです。
「僕の学校では、決まったプリントに書いています」「私の学校はスケジュール手帳に書いています」。
そんな生徒たちには、「中学校で使っているスケジュール手帳等があれば、手書きで構わないので、見せてくださいね」と先生。

毎日の学習習慣を身につけるためには、『無理なくこなせる学習計画』を立てることから始まります。小学校6年生や中学1年生の生徒たちが、一人で学習計画を立てるのは、まだまだ難しいと先生は話します。
「中学生は通常年に2-3回の個人面談を実施します。塾では進路や模試やテストの結果などが話題になると思いますが、MEL Schoolは生徒たちの将来の可能性を探る場でもあるので、日常生活や興味関心についても話を聞いていきます。面談では必要があればスケジュールの見直しについてのアドバイスも行います。将来やりたいことをやるには自分でできることを把握することが大切なことから、＜Plan=計画＞＜Do＝実行＞＜See＝見直し＞が、少しずつ自分でできるよう、サポートしていきます」。

＜Plan・Do・See＞が自分でできるようになると、時間を効率よく使うことができ、学習力も高まります。やみくもに勉強したり、ただ机に座っていても成果は出ません。目標を明確にし、スケジュールを立てることで時間を有効に使い、自分で自分の時間をコントロールできるようになると、勉強が『他人事で』はなく、『自分事』として取り組むことができるようになるようです。

『学習計画＆スケジュール管理』の指導やサポートもまた、自発的な学びを導き英語力を高める＜MELメソッド＞なのです。

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