苦手は「新たな学びのテーマ」

マーカーで注目度をアップしよう！

 

10月の英検を受検したみなさん。

英検の合否結果だけを見て、一喜一憂していませんか？

「合格してよかったー」

「落ちたからもういいや…」

など、「合否」だけを確認しておしまい。…では、もったいない！

今月は「英検」の効果的な活用法について、ご紹介していきます。

 

「ウォーリーをさがせ！」の要領で楽しみながら

ターゲットの「文法表現」を探してみよう

 

英検の問題を解き直して見つかった「文法表現の苦手ポイント」こそが、新たな勉強の「テーマ」になります。テスト対策として、合格だけを目標に勉強…はしないでください。使える表現方法が増えると、英語コミュニケーション力がより豊かになります。「表現」を正しく覚えて使いこなせるようになれば、これから未来に出会う人に自分の思いを英語で伝えられる、分かり合える。そう思うとワクワクしてきませんか？　

今回見つけた「テーマ（表現方法）」を習得する「旅」に出かけましょう。旅先で＜新たな発見＞を探す楽しみがあるように、学びながら「なるほど！」「わかった！」をたくさん見つけましょう。

 

テストで間違いが多かった表現は何ですか？「to不定詞」「if仮定法」「-ing形」「3単現のｓ」など、自分が間違いやすいポイントは見つかりましたか？　全然わからないものは先生やおうちの人に聞いてみるのもいいですね。

知っているのに忘れてしまっていた文法や表現なら、前学年や1学期に学んだ教科書をチェックしてみましょう。

 

例えば、「不定詞がわからなかった」という人。これからの日々の勉強は「ウォーリーをさがせ！」ならぬ、「不定詞を探せ！」です。教科書や問題集の例文を見て、「to+動詞の原形」が出てきたら、すかさずマーカーでチェック！　このページに何個、to不定詞が出てくるか、チェックします。「3単現のｓ探し」でも同じです。＜ターゲット＞を決めたら、同じ色のマーカーで、どんどんチェックしていきます。＜ウォーリー探し＞のように、決して見逃さないでくださいね。

 

次に、ノートを一冊用意します。

１）マーカーでチェックした表現が含まれる例文を、まるごと一文、ノートの左ページに書き出す。

２）マーカーした箇所に、同様に線を引く。

３）文の日本語訳を（右ページ）に書く。

４）毎晩寝る前に、3回音読する。

５）すっかり暗記した文には、シール（またはペンで花丸）をはり、学習完了。

 

これからも「不定詞の文」に出会うたびに、書き足していってください。用法が覚えられていなかった人は、＜形　〜するための＞＜副 〜するために＞＜名 〜のこと＞など、マーカーの下に書き加えて覚えてもいいですね。だんだん使い分けができるようになりますよ！

 

大きめの単語カードの両面に、英文と意味を書いてもＯＫです。パソコンが使える人は、「不定詞ノート」というファイルを作って、書き溜めてもいいですね。自分の使いやすいもの、続けやすい方法を選んでください。

 

＜ウォーリー探し＞を続けていると、＜赤と白のストライプ＞にどんどん敏感になっていくように、＜-ing系＞など、テーマを決めて探し続けていると、敏感になって見つけるのも早くなってきます。ノートに書きだすうちに、フレーズごと使い方を覚えられるので、ぜひ「○○探し」を楽しみながら学習を続けてください。

 

MELスクールのJunior-2レッスンでも、新しい表現を学ぶときに「○○探し」をすると、生徒たちは夢中になって取り組んでいます。苦手な学びにこそ、「ちょっと楽しい要素」を、ぜひ加えてみてくださいね。

 

また、ＡＩ教材では、「間違えた問題をできるまで出す」という機能があります。ＭＥＬスクールで活用している「ELST」アプリの＜教科書＞ページでは、間違えた単語やフレーズなどを繰り返し練習することができます。合わせて活用すると効果的です。

 

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