MEL School の教育#5

一人一人の成長スピードに合わせて
新年度のクラス進級を決定

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MEL Schoolのクラス編成は、Junior-1は小学校５～6年生、Junior-2は中学校１～2年、というように、完全に学年単位ではなく２ー３学年が混在する編成になっています。それは、子どもの成長スピードや、学びに目覚めて飛躍的に語学力が伸びるタイミングが、一人一人それぞれ違うからです。MEL Schoolで過ごす小・中・高校の６～10年間、英語以外にも習い事や部活・受験など一人一人が夢や目標を持って、英語を学び続けています。生徒と保護者との面談で、クラスを再履修する生徒、１つ進級する生徒、飛び級してさらに上のクラスに進級する生徒もいます。

2022年度の進級について生徒と保護者に面談をしたところ、例年以上に再履修希望が多くなりました。新指導要領の導入で中学校の授業の進度が速く、文法の理解が不十分だと自覚している生徒が多いからです。自分の言葉で英語を話すことが得意な、Primaryクラスから英語を学び続けている生徒たちでさえも、中学校で習う文法問題にはかなり苦戦しているようです。

英語に慣れて理解に時間がかかる生徒もいれば、スタートダッシュは好調でも途中で伸び悩む生徒もいます。どんな生徒も「つまずき」を感じたその時に、繰り返し「わかるまで」学び、自信をつけることが大切です。しっかりと英語力の基礎を築くためには、再履修は最も効果的です。

一方で、学年を超えて「飛び級」する生徒もいます。好奇心や探求心を持って、自発的に楽しみながら学ぶ生徒の成長には目覚ましいものがあり、「学びのスイッチ」が入ったタイミングを見極めた担当講師が「飛び級」を推薦します。レッスン中やサポートタイムでどんどん質問をしたり、自分の伝えたい思いを英語で表現するために試行錯誤を繰り返したり、学びが自発的になることで、吸収力・理解力も高まります。本人の意識次第で、誰にでも飛躍的に成長する時期があるのです。

現在、中学校の授業だけでは理解が難しくなっている英文法について、MELでは使いながら覚える独自の指導法で文法理解の強化を図っています。英文の構造を理解するために語や句の区切り（チャンク）ごとにスラッシュ（／）を入れる「スラッシュリーディング」や、強弱や抑揚を意識した細やかな「音読指導」等の積み重ねで、二学期以降、文法が苦手な生徒たちにも次第に成果が表れています。指導要領の変更に伴い、来年度も基礎的なトレーニングを強化しつつ、生徒たちの理解をサポートしていきます。

小中高一貫教育のMEL Schoolでは、2022年度もこれまでと変わらず、生徒一人一人の理解や成長に合わせた学びを行います。学校の進度に追われることなく、高校卒業後の未来に照準を定めて英語力を着実に伸ばし、一人一人の伸び時を見定めながら「自分の言葉として使える英語」を身に着けていきます。

NEXT➡2022年始まりの日に寄せて

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